2008年11月17日

福岡タレント発掘選考会

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IMG_0146_640x480.jpg15〜16日にかけて、福岡県タレント発掘事業の2次選考会にテスターとして参加しました。テスターとしては、初参加でした。



この事業は、平成16年度、日本初のタレント発掘・育成事業としてスタートし、今年度は5年目、初めての卒業生を出します。

福岡県には現在、1学年あたり約5万人の子どもがいるそうです。そこから、約30名が選抜されます。つまり、上位0.06%の子どもの集団ということです。いかに優れているか、わかることでしょう。

この事業への応募者は年々増加し、今年度の場合、4学年で約16,000人がエントリーしたそうです。こうした事業に応募するからには、ある程度運動能力に自信がある子ども達でしょうから、本当に能力を持った子供達がかなりの割合で挑戦していることになります。

さて、この事業の特徴は、選抜する際に特定のスポーツ種目を想定しない、種目非特化型の発掘だということです。

そして、小学校5年生〜中学3年生までの育成期間中には、様々なスポーツや種目横断的に必要なコアプログラム、アスリートとして大成するために必要な知的プログラムなどを体験し、最終的に自らに会ったスポーツ種目を選択し、高校生から専門的に取り組むといった特徴があります。

多くのスポーツ指導者は「それじゃぁ遅すぎる!」と否定的なコメントを発します。確かに、early specializedな競技種目では、そうかもしれません。しかし、パフォーマンスのピークが20才代にあるような多くの種目では、そんなことはない、と思っています。というのも、ここで選抜された子ども達は、もの凄い才能を持っているからです。

たとえば、このプログラムでは、完全な専門化は高校生から行いますが、中学生から継続的に行うスポーツとして(早い場合は小学校6年生くらいから)、ショートトラックを選択する子どもがいます。この子ども達の指導者に聞くと、始めてからの伸びが通常の子ども達と比べて明らかに早いと声を揃えて言います。確かに、トレーニング開始からのバッジテスト(タイムによるランク)の取得スピードをみてもかなり早いです。スケート関係者の方なら、3ヶ月でC級、1年でA級といえば、どれくらい早いかわかりますよね。

つまり、従来の常識では「遅すぎ」であっても、このタレントを持った子ども達にとっては遅すぎではないのです。ただし、育成のプログラムはこの子達に合わせて工夫する必要があるでしょう。

IMG_0144_640x480.jpg今回は、2次選考会ということで、約16,000人から選ばれた300名を、さらに約50名(4年生30名、あとは若干名)に選抜する選考会です。私は補足ゲームという、しっぽ取りゲームのテスター(採点者)として参加しました。ステップワークや状況判断能力などを見て、参加者間の優劣を評価する役割です。いずれも高い能力を持っているので、評価はかなり難しく感じました。特に、高学年になるにつれ、激しさを増すとともに、優劣の判断も難しくなっていきました。

また、16日夜には、タレントの子ども達と競技団体とをつなぐ「オーディション」が開催されました。子ども達がさまざまなパフォーマンスを行い、競技団体の人が声をかける、いわば「スター誕生!」(古い...)のスポーツ版です。スケートの場合、実際に氷の上を滑らせてみないことにはわからない部分が多いのですが、それでも面白そうな子どもが数人いました。

この事業の結果が出るには、まだ5〜8年程度かかるのでしょうが、本当に楽しみな事業です。そして、こうした事業は現在多くの都道府県で始められています。数年後には、日本全国からこうした猛者が集まって、代表の座が争われることになるのでしょうね。ワクワクしてきます。


posted by kawai at 10:38 | 茨城 雨 | Comment(0) | TrackBack(0) | JOC | 更新情報をチェックする
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