2009年11月27日

スポーツ界にとって事業仕分けは大きなチャンスです

はてなブックマーク - スポーツ界にとって事業仕分けは大きなチャンスです
ひさびさのブログ更新です。いろいろネタはあるのですが、書けませんでした。

さて、ここのところ、さまざまな分野で行政刷新会議による事業仕分けが行われ、毎日大きく報道されています。つい先日、競技スポーツ(民間スポーツ振興費等補助金)に関しても事業仕分けが行われ、その結果が以下のような論調で数多く報じられました。

事業仕分け:選手強化費に「縮減」判定、JOCなどが反発
 政府の行政刷新会議の「事業仕分け」で、日本オリンピック委員会(JOC)の選手強化費を含むスポーツ予算が「縮減」と判定された。仕分け結果が来年度予算に反映されるかどうかは、財務省の予算査定で決まるが、判定通りに縮減された場合、12年ロンドン五輪に向けた強化体制に影響が出ることは必至。JOCや選手などの現場サイドからは強い反発の声が予想される。(2009年11月26日 毎日新聞 東京朝刊より抜粋)

しかし、仕分けの様子をビデオで見たり、配付資料を見ると報道の論調とは少し違った風景が見えてきます。

当日の様子は、行政刷新会議のホームページでライブストリーミングされたようですが、残念ながら私は見逃してしまいました。しかし、ケツダンポトフそらのさんが、ダダ漏れレポートしてくれていますので、そちらでバッチリ確認することができます。

事業仕分けダダ漏れレポート@11/25 (Ustream)

また、行政刷新会議のホームページから、当日の配付資料と評価者(仕分け人)によるコメントもダウンロードすることができます。

評価者名簿等
配付資料
評価者コメント

こうした一次ソースを見ると、報道されているのとはずいぶんトーンが違うことがわかります。「スポーツはムダ」「選手強化は不要」と言っているのではなく、効率的な税金の使われ方をしていないんじゃないの?という点に焦点が当てられています。さらに、こういう風にすれば良いんじゃないの?という示唆もしてくれています。さらにさらに、「翌年度、倍額投資もありうる」なんていう評価者のコメントまであります。

これって、「スポーツについて一度よく考えてみましょうよ。スポーツ行政を一本化して、しっかり事業計画を立てれば、予算増やす価値がありますよ」というメッセージだと思います。途中、蓮舫さんも、スポーツの価値そのものについては、トップスポーツも含めて認めています。しかし、そこでの税金の使われ方に疑問を呈しているのだと理解しました。

これはスポーツ界にとっては大きなチャンスです。こんな友好的なメッセージを投げられたのだから、スポーツ界はそれをキャッチし、投げ返さなければならないと思います。

それにしても、なぜ、こんなにも友好的な評価をしてくれているのに上のような論調の記事が多いのか少し疑問です。当日、実際に現場に足を運んだ久木留さんのブログを見ても、現場と報道とのギャップに触れられています。けっきょく、記者は結論の『縮減』しか見ていないのだろうと思います。

そしてもう一つ。配付資料を見て、世の中には本当に頭の良い人がいるんだなぁと感心しました。どこにそう感じたのかは敢えて書きませんが、霞ヶ関にはこういう頭の人たちがたくさんいるんだなぁと思うと、ちょっと心強く思います。そして、そういう人たちにコントロールされないよう、私たちも戦略性を持ってしたたかに振る舞わなければならないとも思います。

私たちスポーツ関係者は、報道にミスリードされることなく、行政刷新会議からのメッセージを正しく受け取り、対応していかなければなりません。こんな大きなチャンスを逃したら、次のチャンスまでには、また何十年かかってしまうかも知れませんから。

posted by kawai at 18:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感 | 更新情報をチェックする
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